秋晴れの雲一つない青い空をみると、
あの頃の小児喘息との戦いをつい思い出してしまいます。
長女がよく咳をする。一度出ると続く咳。
だんだんひどくなってきて医者に行ったら、
小児喘息ですね。
と告げられた。
よく熱を出す子で、風邪をひいたのかなと思っていたら。。。
3歳になったばかりの時でした。
医者からは、
『雲一つない秋晴れの日に喘息は起りやすいんですよ。
アレルギーも注意が必要です。
目標として小学生になる前までに直しましょう!
喘息が大人まで続いてしまう確率が格段に下がりますから!』
と言われて。
もうこりゃ頑張るしかない!!
と、考えうる事を片っ端からやってみました。
我が家は古くて畳の部屋ばっかり。
畳の上に絨毯やカーペット。
これはダニの温床だー!
寝室と居間など、5部屋をフローリングにしました。
もうお金の事なんて言ってられない!
あと3年間半しかないのだから。
秋晴れの日は恨めしく空を見上げ、曇りや雨の日はホっとしつつも、
夜寝ると咳がひどくなるので、
咳が出てくると気管に耳を当てて、「ヒューヒュー」という音が聞こえてしまったら、
すぐに医者に行って吸入をして、気管を広げてもらわなければなりませんでした。
いったい夜中に何回通ったかなぁ?
親も子もヘトヘトです。
暖かい飲み物で、タンを柔らかくして流す。
掃除はこまめにして、部屋をキレイに保ちます。
気管拡張用のシールも忘れちゃだめだめ、お風呂後にすぐ貼ります。
咳があるときは運動も抑え気味にしてもらいながら、
必死で過ごしてきました。
その甲斐あって、小学校へは一応完治!を頂いての入学となりました。
有難いことに、今も喘息の症状なく過ごすことが出来ています。
それでも、雲一つない綺麗で澄んだ青い空を見ると、
「綺麗な青空だねぇ。」と言いつつも、
なんだか切なくなってしまうのです。。。