日常の生活の中に、過敏であるが故に・鈍さがあるが為に、たくさんの辛さや大変さがあります。
真冬に外で半袖・半ズボン。
真夏にクーラーも付けずに汗ダラダラ。
そばで見てると、何してるん? 寒いでしょ?暑いでしょ?
触ると氷のように冷たくなっていたり、顔が真っ赤になっていたり。
温度を感じるのが鈍いとこんな感じになっちゃいます。
感覚も大きくなるにつれて、少しずつですが成長?していくことも多く、
我が凸凹ちゃんは、17~18年かけてようやく分かるようになってきました。
そしてなんと今では、冬に寒いと言うようになったのでーーーす!!!
ヤッターー!(^-^)v
17~18歳位の時に長袖長ズボンのスウェットを着て、部屋の中をクルクルと嬉しそうに何度も回っていました。
「何しとるん?楽しそうだねぇ。」と、聞いてみると、
「アピール、アピール。」という答えが。
「うーん、なんのアピールかよう分からんけど?」と聞き返すと、
「ほら今は秋。で、長袖長ズボン!」
どうも寒く感じて、半袖から長いのに着替えたらしい。
小さい頃は「もう寒くなってきたから長袖にしようね。」
とか、「今日は暑いから半袖に着替えようね。」
と、その都度何度も言ってから着替えていました。
今は暑い?寒い?と、考え感じて欲しくて。
が、一向に変化が無いので、月で決めたりもしてみましたが、
天気によって暑かったり寒かったりで、
長袖で汗ダラダラで冷えて風邪をひいたりしたこともあったりして。
それでもいつかは感覚も育っていくはずだと、ずっと繰り返し言い続けての17~18年。
親として嬉しかったのはもちろんですが、
本人が「ほれほれ、どうよ!着替えたんですけど?」
と、嬉しそうにアピールしていたのが嬉しくて、
その時の凸凹ちゃんの気持ちは達成感なのか、感じることが嬉しいのかはそれは分からないけど、
老いていく親としては、一人で生きていく為のスキルを少しでも多く身に付けさせてあげる事を頑張っていますので、『暑さ・寒さで服装を替える。』ことが出来てホッとしています。
「着替え」について考える事として
- 同じ服ばかり着る問題
- TPOに合わせて洋服を替える
- いつ着替えて洗濯するか
- 着こなし方
- 清潔感のある服を着る(シワ・汚れ無し)
などなど。。。これらもまた難しいスキルです。
これについても後日また、書かせていただきます。
あくまでもこれは、我が凸凹ちゃんでのやり方です。
その子に合ったやり方、続けていける方法は試しながら見つけていくしかありません。
衣食住のすべてにおいて、普通と呼ばれる人達がそれこそ普通に自然に当たり前に出来ていることでも、発達凸凹ちゃん達にとっては難しく、とても長い期間を乗り越えることでしか身に付かないことが山のようにたくさんあります。
その事を周りの方々に理解し受け入れてもらえたなら、
きっと発達凸凹ちゃん達の生き辛さも少しは楽になるだろうなぁ。。。。