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発達凸凹子育てとはどんな子育てだったか

発達凸凹(発達障害・自閉症スぺクトラム)とはどういうものなのでしょうか。

発達凸凹(発達障害・自閉症スペクトラム)についての私個人の考えはこうです。

人はいろいろな得意や苦手があります、当たり前の事です。

ですが出来る事と出来ない事の幅が大きいと、生きていく上での大変さも大きくなりがちです。

この「生きにくさ」がとても大きくなってくると、発達障害とか自閉症スペクトラムとか、そういう言葉でくくられる(診断される)ことになってきます。

ざっくりと答えるとなると、

出来る事と出来ない事の幅が大きいだけなんですよ~。凸凹なんですよ~。

だから「生きつらい」んです。。。という事なのです。

凸凹の幅が大きい

凸凹の幅が大きいと、皆さんが当たり前のように出来る事にむずかしさを感じる事が多く、

周りの人からみれば、

『あの行動おかしくない?』

『言い方がムカつくんですけど。』

『こんな事もできないの?』

他の事は出来ているのに、出来ない事が多いと、

『サボっているの?なんでやらないの?』

となりがちです。

どんな凸凹があるのかは、100人いれば100通りなので、

理解してもらう事が難しくて。

かといって、名札を付けて生活してる訳ではないし、

出来れば知られたくない!と思う気持ちもあって。

「障害」と名の付く事への抵抗感

障害って名の付く「言葉」を発することは、私には出来ませんでした。

親だって初めて診断された時は、受け入れるのに苦労はあるものです。

それが家族だったり、親戚だったり、学校だったり、職場だったり。

発達凸凹を理解してもらいたくて、それを知らない人達に一から説明しても、

相手が理解しようとしてくれなければ結局は「障害」という言葉だけが耳に残ってしまいます。

なぼろこの子育ての時期は、「発達障害・自閉症スペクトラム」という言葉さえ聞いたことのない時代でしたので、

時には差別され、無視され、非難され、とても受け入れてもらう事は出来ませんでした。

そんな中での子育てでした。

それでも振り返ってみれば

でもね、ネガティブな事ばっかりじゃないんですよ。

出来ないことがたーーーーくさんあるので、

出来た時の喜びも、たーーーーーーーくさんあるのです!

たくさん大変だけど、たくさん褒めてあげられる。

たくさん幸せを感じることが出来るのです。

もちろんたくさんの努力が必要で、だからこそ「生きにくい」という訳なのですが。。。

そんなこんなで発達凸凹子育ては、笑いあり涙あり!てんこ盛り盛りなのです。

真っ暗なトンネルのよう

真っ暗な出口の見えないトンネルに居るようで不安で怖くて。

本当にこのトンネルには出口があるのかさえも分からないまま、

それでも前に進むしかなくて。

もがき苦しみ、それを受け入れ、出口はきっと有る!と信じて、

くじけそうでも、なんども泣き叫んでも。

誰の為?我が子の為でしょ?と、歯を食いしばりながら進んできました。

ある日突然、トンネルの出口から日の光が見えて、

24年が経ち、気が付いたらトンネルの出口付近に立てていました。

長い長い戦いのような子育てでしたが、

『我が子を社会に返す』

この事だけを目標にしてきて今この場に立ってみると、

一つ一つの出事が永遠のように続く苦しみのようだったのに、

あっという間の子育てだったようにさえ感じてくるのです。

親から手が離れたとはいえ、まだまだ完全とは言えません。

やっと恐怖や不安の無い子育てが出来そうなのです。

これを楽しまなきゃ!!

そんな子育ての出来事や、これからやりたい事やワクワクを、

いろいろ綴って参りたいと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。(^-^)